2019/12/19 10:56
鳳凰は古来中国で、龍、麒麟、亀と共に四瑞として尊ばれてきた想像上の瑞鳥で、
聖徳の天子の兆しとして平和な世にのみ姿を現すと言われています。
鳳凰は平和を好み縁起の良い鳥とされ、多くの建造物や絵画、美術品などに見ることが出来ます。
宇治の平等院鳳凰堂、京都の金閣寺の屋根にあるのも有名です。
歴史は古く室町時代中期から江戸時代まで栄えていた、日本絵画史上最大の画派に 狩野派 があります。京都二条城二之丸の襖にも代表作を残している 狩野探幽 (1602~74)、その弟子である、 久隅守景 (生没年不詳)は数多くの絵画作品を残していますが、画業のかたわら、一珍染め(一陳染め)を完成させ染物に文様を浮き出すことに成功し,染めの絵付けを兼業していたと伝えられています。
この作品は、古代から伝わる一珍糊を使用した一耕一珍染で、染色しています。
上の画像は、色差しをしているところです。
上の画像は、デザイン(図案)を作成しているところです。
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